猛暑日となった本日も、今回も沢山の方に参加していただき、誠にありがとうございました。
今回のプログラムでは、まず、
◇卒業生からのメッセージ と言う内容で、
県内の病院で活躍されている、今年３月の卒業生４名（理学療法士の伊豫 遼太郎さんと豊村 明王さん、作業療法士の田中 克弥さん、言語聴覚士の松井 悠貴さん）から、療法士を目指した動機、在学中の勉強や学生生活、国家試験合格までの苦労したこと、現在の勤務先での仕事の内容や‘やりがい’などを話していただきました。
学生時代の勉強や実習、学生生活のこと、現在の職場での話など、とても分かりやすい説明をしていただきました。話を聞かれた参加者の方にも、とても好評のようでした。
卒業生からのメッセージの後は、各学科に分かれての体験授業が始まりました。今回は２部制で、１部と２部で異なる学科を体験していただきました。
◇理学療法学科では、
テーマ 「私の心臓は、頑張っているかな？」
講義：心臓はどこにあるの？心臓の病気は？
体験：心臓の働きを確認しよう！ ～あなたはラジオ体操派？エビ・カニ派？ということで、
①今回は、心臓と肺の音を聴いてみました。
参加者の方に、学生が心臓の位置を説明しています。（写真下左）
②その後、エビカニクス体操とステップ運動のどちらがきついか、参加者の方に体験していただいた後に、脈拍を測って比べて見ました。（写真下右）
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理学療法士の仕事の中で、患者さんの体調を知るためにこまめに脈拍を測ることがあります。
◇作業療法学科では、
テーマ 「触ってわかる身体のしくみ ～体験してみよう！作業療法評価～」
講義・体験：いろいろな検査器具を使って自分の身体を調べてみよう！
（いろいろな領域の評価を体験します） ということで、
①前頭葉は考えたり、感情をコントロールしたり人間らしく過ごすための機能が備わっている部位です。「こころの評価」ではその前頭葉の機能を確かめるための簡単な検査として、TMT(Trail Making Test)とかな拾いテストを体験してもらいました。「脳」で「こころ」を感じていることを意識しながら、みなさん集中して取り組んでおり、自分自身を知る良い機会になったのではないでしょうか。（写真下左）
②「からだの評価」でバランス検査をしているところです。関節の動きや筋力や感覚、協調性など様々なからだのしくみが働いて人はバランスを調整しています。普段はあまり意識することなく歩いたり体を動かしたりしていますが、バランス機能が保たれているからこそ日常の様々なことができるということについて、検査を通して体験してもらいました。（写真下右）
作業療法学科では、いろいろな体験を通して仕事を理解していただこうということで、短い時間で４つの体験をしていただきました。少し慌ただしくなってしまったかとも思いますが、作業療法士の仕事を少しでも理解していただけたでしょうか？
◇言語聴覚学科では、
テーマ 「ヒトはどのようにして、話をするのだろう？」
講義：話すことを意識してみよう！
体験：体験を通して「話す」について考えよう！ ということで、
普段会話をするときに口や舌の動きを意識することがありますか？おしゃべりをするとき、口や舌は実はとても速く精密な動きをしているのです。体験授業では、一緒に体や口を動かしたり図解で説明したりして、口の動きを学びました。授業の最初と最後には、参加者個人でことばの俊敏さを測る検査をして、体験の練習効果を調べました。みなさん最初と比べて最後の方が速く口を動かすことができており、話すことを意識する大切さを感じてもらえたのではないかと思います。
〇体と口を動かして、口の動きを体験（写真上左）
〇図解と実技を通して「話す」を理解（写真上中）
〇体験前後で、それぞれの口の動きを比較。意識することが動きが良くなったかを確認中（写真上右）
本日の体験を通して、他学科希望の参加者の方にも言語聴覚士のことに少し興味をもってもらえたようでした。
◇最後に、学科や職種、入試や学費など、いろいろなご質問にお答えできるように、学科別の質問コーナーを設置し、参加者の方のご質問に教職員、在校生、卒業生が説明をさせていただきました。
◇今回は、卒業生がいろいろな体験談を話してくれました。
学科別の体験では、それぞれの職種の特徴が分かる体験をしていただきました。おそらくほとんどの方が初めての体験だったことと思います。
みなさんの進学や就職に対する不安や疑問が少しでも解消されたでしょうか？
また、目指す学科を決めるきっかけになったでしょうか？
理学療法士、作業療法士、言語聴覚士に興味を持たれた方、
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