☆第７回 オープンキャンパス 開催！☆
時折小雪が舞う寒い日になりましたが、今回も多くの方にご参加いただきました。
今回も第６回と同様に、本校の特長でもある、３学科体験（県内では本校だけ）を実施しました。（体験内容は各回ごとに異なります。）
◎当日は、並行して入学予定者を対象とした、オリエンテーションも実施しました。入学後の学生生活や学習内容、入学までの課題、リハビリテーションの概要などの説明がありました。みなさん、気持ちを新たにして入学まで充実した日々を過ごしてください。
さて、今回のオープンキャンパスの３学科体験は、作業療法学科からスタートです。
◯作業療法学科は、
「作業療法士の仕事」 － 作業療法士の魅力って何？ ー
講義・体験：作業療法士が働くさまざまな領域と仕事の魅力 と言うテーマでした。
①作業療法は、その人が、活き活きとした生活を送れるよう、仕事、遊び、日常的な生活行為など、様々な「作業」を通じて「こころ」と「からだ」を元気にするリハビリテーションです。そんなリハビリテーションの国家資格を持つ専門家が「作業療法士」です。 「作業療法の魅力について」体験や教員の体験談を交えながら、ご紹介しました。
②写真は、人と人が出会う時の緊張を解きほぐす目的で作業（遊び）を体験してもらった場面です。リーダーの指示に従って拍手する“重ね拍手”に始まり、3つのゲームで楽しみながら徐々に近くの人と関わっていく体験をしてもらいました。
③多くの治療法は、症状が同じなら治療法も同じで、それぞれの治療法がどんな病気や症状に効くかが決まっていますが、作業療法は、どの作業がどの症状に効くかは決まっていません。これが、作業療法の強みにも弱みにもなる点です。対象者には、それぞれその人にとって「ぴったりの作業」があります。作業療法士は、「ぴったりの作業」を対象者とともに探し、その作業を治療の手段として用います。そして、その人と作業の結びつきを「こころ」「からだ」「作業」「環境」など様々な側面から分析し、その人の「こころ」と「からだ」の両面、障害を持ち難しくなったことはもちろん、健康な部分に対しても支援しています。
今回は、ちょっと難しいお話でしたが、次回からはもっとアクティブに動きながら、作業療法についてお伝えできると思います！
◯言語聴覚学科は、
「耳の構造はどうなっているのだろう？」
講義：耳（聴覚器）の仕組み ・体験：色を塗って構造を知ろう！ というテーマで、
①説明内容
まだまだ歴史が浅く知らない人が多い言語聴覚士について説明し、まず耳の構造についての模擬講義をしました。
②体験内容
耳の中を音がどう伝わって、脳まで情報が流れるか、スケッチに色鉛筆で色を塗っていくことで確かめます。この過程のどこに障害が起こっても、音は感じられなくなるのです。
③まとめ
改めて音はどこでどのように感じられるのか、音と言葉の違い、言葉には記号化が不可欠で、それは脳が行っています、言語聴覚士は言語がうまく使えない人にコミュニケーションの助けをする職業なのです。
耳の仕組みや構造を、少しでも理解していただけたでしょうか？入学後の解剖学の授業では、耳だけでなく身体全体の仕組みや構造などたくさんの事を学びます。
◯理学療法学科は、
「理学療法士の仕事」の紹介
講義：理学療法の流れ 体験：急性期の理学療法 というテーマで、
①理学療法士が活躍している分野が、病院だけでなく、行政・福祉施設、地域のいろいろな場に広がりつつあるという説明をしました。
②医療・福祉の現場では、時期によって行うことが異なるので、今回は急性期の場面でよく行う聴診を体験（参加者同士がお互いの心音や呼吸音などを聴く）をしていただきました。
ほとんどの方が、自分で聴診器を使うことが初体験だったのではないでしょうか？
運動面だけではなく理学療法士の仕事が幅広いことを少しは分かっていただけたでしょうか？
参加された皆さん、お疲れ様でした。今回の体験は、各学科での講義のほんの一部です。今後もいろいろな体験や企画を考えています。１，２年生の方は、またのご参加をお待ちしています。
３月２７日（水）（１３：００～１５：００） オープンキャンパス 追加開催決定！
理学療法士、作業療法士、言語聴覚士に興味を持たれた方、
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